日本の「クリスマス・ソング」って、どうして“失恋もの”ばかり売れているか知ってますか?

 
 
こんにちわ
【危機タイムズ】です。
 

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いよいよ10日後に迫る「クリスマス」

 
「街中クリスマスソングで超ウゼェ…」なんて心でつぶやいている「婚活難民」の皆々様
 
おそらく、アナタたちのような方が、かつての「クリスマスソング」をヒットさせてきたということは、ご存じないだろう。
 

 
日本を代表する「クリスマスソング」といえば、何といっても山下達郎の「クリスマス・イブ」だが
 

 
この曲の売上に貢献しているのは「誰」なのかというと…
 

幸せ絶頂のカップルが「クリスマスイブ」は買わない!

 
浮かれてる恋人たちが、こんな曲は聴かない…
 

クリスマス・イブ(クリスマス・パッケージ仕様)
 
この曲は、1983年の12月14日にリリースされたが、発売当初は鳴かず飛ばずの不発…だったのだ。
 

 
しかし、リリースから5年後の1988年に、「JR」のCMに起用され、大ブレイク。翌年の1989年には、発売から6年越しに首位を獲得するという、快挙を果たしたのだ。
 
しかし、ピークを過ぎたその後も「毎年TOP10入り」するという、超・超ロングヒットを記録。いったい、ナゼこの曲がそんなにウケているのだろうか…?
 

TATSURO YAMASHITA PRESENTS X’mas Songs ケンタッキーフライドチキン 1999年 非売品 クリスマスイブ 山下達郎 竹内まりや
 

毎年「クリスマスイブ」が売れるのは“独り”のクリスマスを紛らわすため…

 
そう…
 
前年には恋人と温かいクリスマスを過ごした方も、翌年も隣にパートナーがいるとは限らない。
 

 
もう、一人で『ホーム・アローン』を観るしかない…(古い)そんな方もいるだろう。
 
そうなると、つい「失恋ソング」に頼りたくなってしまう…。そう、「クリスマスイブ」は、隣に誰もいない、寂しいクリスマスを過ごす彼らの救いの歌なのだ!
 

 
山下達郎は、サウンドセンスがあまりにも良すぎて、「歌詞」の世界観を見落とされがちだが、作詞の才能も評価されるべくクオリティの高さなのだ。
 

OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(通常盤)
 

クリスマス直前にドタキャン?なんて自己中な女だ…

 
c
 
「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう」
 
この冒頭の描写が、あまりにも美しすぎて、後の歌詞がややかすんでしまっているが…
 
「きっと君は来ない 一人きりのクリスマスイブ」
 
つまりは、相手の女性(もしくは男性)のドタキャンってことだということが分かる。「イブ」ってことはクリスマス前日に?このやろう…
 
b
 
「気持ちを伝えたかったのに、今夜ならイケそうだったのに!」
 
きっとこの歌の主人公は、前日に美容院に行って、青山あたりで高級スーツを買って、ばっちりキメて、翌日のイブを弾む胸と共に迎えたのだろう…
 
しかし、「バブル期」の女のことだ
 
「あいつは足にもならないわ~」なんて切り捨てて、ドタキャンし、パーティーやら金持ちとの合コンにでも行ったのだろう…
 
そんな裏事情がうかがえる名曲「クリスマスイブ」。きっと、同じ気持ちになったことがある男性(もしくは女性)も多いはず。これが、この曲のヒットの要因なのだ…(?)
 

本当は怖いバブル時代
 

もう1曲の定番「恋人がサンタクロース」もなかなかエグい…

 

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ユーミンこと、松任谷由実の代表曲「恋人がサンタクロース」
 

 
ユーミンの髪型が、時代を物語る…
 
意外と知らないかたもいるようで、実は「恋人がサンタクロース」はシングル曲ではない。
 

 
35年前の1980年にリリースされた、ゆーみん10枚目のアルバム『SURF&SNOW』の6曲目に収録された「アルバムトラック」なのだ。
 

 
ユーミンに「赤いスイトピー」を提供してもらった、アイドル時代の松田聖子もカバーしている。
金色のリボン
 
問題の、この歌の歌詞だが…
 
「恋人がサンタクロース プレゼントを抱えて
寒そうにサンタクロース 雪の街からくる」
 
男をサンタとたとえ、「寒い中でも文句も言わず、ワタシにブランドバッグを買ってくるの」と、これまたバブル期の物欲にまみれた女を描写しているのだ…
 

 
聖子ちゃんが歌うと、やたらにリアル…(?)
 
さらに読解してみると「隣の女に先を越されて、私には未だサンタ(男)はやってこない」という、女同士のマウンティングの様子が歌われていることが判明…
 
この2曲からもお分りの通り、日本のクリスマスソングは「ハッピ・ソング」では売れないのだ…(?)
 

恋人がサンタクロース
 

竹内まりやもケンタッキーのCMでなかなかシビアな歌を…

 

 
数年前から、いつの間にかケンタッキーの定番となった、竹内まりやの「すてきなホリデイ」。こちらもまた、ユーミンの「恋人はサンタクロース」と同じように、シングルではなく、アルバム『Bon Appetit!』に収録されたナンバー。
 

 
竹内まりやを代表する1曲にもなった、この曲。CMにも起用されている「ク~リスマスが今年もやってくる~」が、やたら耳に残るナンバーだが、その後の歌詞を聴いてみると、なかなかシビア…
 
「クリスマスは誰にもやってくる もしひとりぼっちでも寂しがらずに」
独りモノにも当然くるんだからな!という脅しに…
 
「心に住むサンタに呼びかけて 幼い頃の夢を思い出してごらんよ」
もう空想とか妄想に浸るしかないという、忠告が…
 

 
追い打ちかけて「独りケンタッキー」はキツいです…
 

KFC [ケンタッキー・フライド・チキン] Suzy’s ZOOテーブルウェア4点セット
 

その他にもヤバイ曲盛りだくさんの「クリスマスソング」

 

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90年代のクリスマスソングといえば
 

 
1992年にリリースされた、稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」が大ヒット。この曲の歌詞は…
 
「クリスマスキャロルが流れる頃には 君と僕の答えもきっと出ているだろう」12月を迎える前に、「独りのクリスマス確定」終わりが見えているような刹那…
 

 
こちらは、90年初期の男女を描いた、辛島美登里の「サイレント・イヴ
 
「本当は誰もがやさしくなりたい それでも天使にはなれない」という歌詞から、「誰もがやさしくなりたい」⇒「でも恋人がいなくてやさしくなれない」という心境が伺える…
 

 
B’zの名曲「いつかのメリークリスマス」は、「立ち止まっている僕のそばを 誰かが足早に通り過ぎる」という歌詞で最後を締めくくる。この「怨念」のような一節が、道行くカップルをうらめしく眺める独り身の男を見事に表現している…
 
如何だろうか…
ご覧の通り、日本を代表するクリスマスソングは、失恋ものばかり…
 
つまり、幸せなクリスマスよりも、「失恋ソングで共感する」独り身の人口が、それだけ多いということなのだ…(?)
 

 
それでも我々は
達郎を聴いたり、ケンタッキーを食べたりするのはナゼだろう…
 

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