<川崎(登戸)殺傷事件>岩崎隆一容疑者より被害者の顔?『とくダネ』血の海報道にも絶句…

<川崎(登戸)殺傷事件>岩崎隆一容疑者より被害者の顔?『とくダネ』血の海報道にも絶句…

 

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どこまでは「アリ」なのか?
 

登戸駅周辺で起きた殺傷事件

 
28日(火)に起きたいたたまれない事件。翌29日も多くの番組で取り上げられているが、犯行のみならず、「報道のあり方」にも多くの批判が寄せられている…
 

出典:毎日新聞

 
時刻は午前7時40分頃。場所は小田急線・南武線の「登戸駅」近くの路上で、50代の男が刃物で無差別に襲いかかり、19人が犠牲になった。うち、小学6年生の女の子(11歳)と、39歳の男性が死亡。3人が重傷を負ったという。
 

 
現場は、登戸第一公園近くにあるスクールバスの停留所付近で、被害に遭った子供は「私立カリタス小学校」の児童や女性だった。犯行に気づいたバスの運転手が「何をやってるんだ」と声をかけると、男は立ち去り自らの首を切りつけ、自殺を図ったのだそう。
 
容疑者の男は、死亡のまま殺人などの疑いで書類送検される方針。
 

岩崎隆一容疑者について

 
容疑者とされる男は、川崎市麻生区に住む岩崎隆一(いわさきりゅういち)容疑者・51歳。事件現場までは、最寄り駅である「読売ランド前駅」から電車で向かったとみられている。
 


出典:@asahi

報道によると、「木の枝が道路に飛び出している」、「犬がうるさい」など、近隣住民へのトラブルも多かったようで、時には怒鳴り散らすこともあったとか。「精神的に不安定だった可能性が高い」との予想もされているが、その一方で「こんな事件を起こすとは思わなかった」と証言している知人もいたりと、見解は様々。
 
まとめサイトなどには、「障害をもっていた」、「学生時代にいじめにあっていた」、「親族ともうまくいっていなかった」などの記載もあったが、真相については不明。ただ、両親とは幼いころに離れ、同居していた親族の家に預けられた…という報道については、間違いなさそう。
 

出典:SankeiNews

 
自宅から数駅離れた同現場をわざわざ選んだのは、「充実した人生を送る人への妬み」などの予想もされているが、犯行動機についても、容疑者が既に死亡しているため、今後明らかになることはないだろう。まさに、死人に口なし…
 
現場に残された男のリュックからは、犯行に使用したものとは別に包丁が2本、見つかったという。後方から襲った、首や頭を狙った犯行…などから、強い殺意があったと分析する専門家もいる。
 


出典:@tbs_news

岩崎容疑者については、翌29日に顔画像や人物の詳細が公開されている。ただ、写真は学生時代の卒業アルバムと思われるもので、現在のものではない。これには、「個人情報とかどうでもいいから、写真や家族も晒しちゃえよ」と、理不尽に叩くネット民も多い。
 
一方
 

犠牲者の名前や職業は出さなくていいよ

 

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被害者となった方たち、そして亡くなった2人の詳細については、「名前や顔写真などを公開すべきではない」という批判も寄せられている。
 


出典:@Sankei_new

「外務省の職員」を、果たして報道する必要があったのか、と…
 
これは、今回の事件にかぎってのことではない。どの事件の被害者、そしてその家族についても、「なぜ、この人たちが責められるように質問されているのか」、「亡くなった人の顔や職業を報道する必要ってある?」など、報道のあり方を疑問視、批判する声は多い。
 


出典:@asahi

今回の事件については、岩崎容疑者よりも先に亡くなった男性の詳細が報道されたため、「犯人より先に亡くなった人の名前を出すなんて、被害者への気遣いが感じられない」、「住所まで詳細に記事にするってどうなの?」などの投稿がされている。
 
報道番組についても、また
様々な意見が寄せられた。
 

朝から「血の海」はキツすぎる

 
事件直後、現場か上空から道路に広がる血の海を報道した『とくダネ!』(フジテレビ)には…
 

出典:adam739

 

「血の跡とか映して欲しくないんだけど」
「モラルとかそういうのはどうなってんの?」
「血の海って朝からショックが…」
「ヘリコプター飛ばしてまで撮るなよ」
出典:ツイッターより

 
多くの批判が殺到。「救えるかもしれない命がそこにあるのに何を考えてんのか…」、「スタジオでは険しい顔していかにも真っ当な報道してますよみたいな」など、怒り心頭の視聴者が続出した。
 

出典:Trần Lan Tv

 
翌29日の同番組では、現場から生中継した笠井アナの「両手に凶器に見立てた棒状のもの」を手にしてリポートが波紋を広げている。もちろん、「これを伝えることによって、同じような事件を防げるのであれば伝えるべきである」という肯定的な意見もあり、「賛否」あるはあるが…
 


出典:@jcast_news

また、事件当日に報道された『Nスタ』(TBS)では、学校側が報道陣へ「取材を自粛してほしい」とコメントしている最中、音声を小さくするというミス…なのか、故意なのかは分からないが、そういった報道のされ方があったため、これについても多くの批判が寄せられている。
 

「大変反省しておりますも口先だけでしょ?」
「生では視聴者の目は騙せないね」
「自分達の都合が悪いところは編集?」
「時間の都合云々と苦しい言い訳をしてる」
出典:ツイッターより

 
同番組のアナウンサーが謝罪するも、炎上はおさまらず…
 

マスゴミは被害者を追い詰める

 
被害に遭った家族や学校が、なぜマスコミに追いかけ回されなければいけないのか
 


出典:@BFJNews

それを訴えても取材を続けるマスコミに、今回も「やはりマスゴミですね」とネット民が食いつき、バトルは続く…
 
とはいえ、すべての報道が過度なワケでも無意味でもないし、前述の現場検証や生々しい状況説明などは、今後同様の事件が起きてしまった場合の対策にもつながる。すべての報道を否定するのも、「過度な批判」といえなくもないが…
 


出典:@nikkansports

「被害者の奥様へ直ぐにインタビューはあり得ない」というのは、わからないでもない。
 
一方、「マスゴミ」と叩きつつも、容疑者の自宅をツイッターに投稿しているとんでもないネット民もいたりして、報道陣を批判している投稿者が、さらに悪質な投稿をしているケースもあったりするから、タチが悪い。ネット記事などの「誤報」をネットで拡散し、それが真相だと信じ込んでしまう人がたくさんいる、ということも大問題だ。
 


出典:@Sankei_newss

これから、また新たな情報が更新されていくであろう同事件。加害者やマスコミへの批判よりも、被害者・生徒・学校関係者、保護者の方たちのケアが心配される。
 

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