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深刻なこれからの日本の課題
池袋で死亡事故発生
本日19日(金)、東京・池袋で白昼に起きた大惨事
出典:FNN.jpプライムオンライン
報道によると、事故が起きた場所は豊島区役所の近くで、人通りも多い場所だという。この都心の一角で、1台の乗用車が計10人をはね、そのうち31歳の女性とその娘(3歳)を死亡させてしまった。
周囲の目撃者によると、人が倒れ流血し、自転車は粉々、靴や買い物袋が散乱する、無残な光景が広がっていたそうだ。なお、突っ込んだとされる2つの横断歩道の信号はいずれも赤で、車はごみ収集車に衝突して停止したという。
加害者は87歳の高齢男性
女児ら2人死亡「池袋交通事故」ドライバーは87歳の後期高齢者(SmartFLASH) – Yahoo!ニュース https://t.co/LTkyzJ9NWO @YahooNewsTopics
— 危機タイムズ (@KIKITimes_com) 2019年4月19日
報道によると、運転していたのは87歳の高齢男性。この男性もけがを負い病院に搬送され、現在は過失運転致死傷の疑いで捜査中とのこと。
持病はもっていないようで、調べについては「アクセルが戻らなくなった」と話しているとのことだが、現場にブレーキをかけたような跡はなかったそうだ。「最初に柵に接触し、パニックになったのでは?」との予想もあがっている。
「顔を晒して謝るべきなのでは?」
「80代の老人が都内を運転するな」
「こっちが亡くなるべきだったと言いたい」
出典:ツイッターより
これらの事件概要を受け、加害者男性に対しこういった誹謗中傷も飛び交っている。心無い叩き方をするのは何とも嘆かわしいが…
故意ではなかったとはいえ、2人の若い命を奪ってしまったことは事実。この男性の家族も、遺族に申し訳なくて生きた心地がしないだろう…
明日は我が身
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現場近くにいた男性は、「携帯電話をさわっていて歩くのが遅れた、そのまま歩き出していればここにいないかもしれない」と取材に応じたという。
それは、我々にもいえること…
池袋・乗用車暴走 母娘死亡、運転の男性「アクセル戻らずに」 https://t.co/ysCa3RyeHf #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) 2019年4月19日
出典:@tbs_news
目撃者によると、車のスピードは100キロ以上出ていたという。突然、こんなスピードで車が突っ込んできたのでは、反射神経の良い若者でもかわすことは困難。現場にいたのが自分だったら、と思うと人ごとではない。
また、自分が加害者、被害者になる可能性のみならず、自分の親がこういった事故を起こしてしまい、「加害者の家族」として罪を償わなければならない可能性も十分ある。いずれにしても「明日は我が身」だ…
男性が運転していた車は、バンパーが剥がれ、ボンネットはぐしゃぐしゃ。フロントガラスにはヒビが入り、ヘッドランプも目視できないほどだったという。状況からみると、この男性が生存していたことは奇跡的ともいえるが…
「加害者が罪を償わなければいけないという試練なのかもね」というシビアな意見も寄せられていた。
免許の年齢制限・自主返納の強化
以前から問題視されている高齢者による自動車事故だが、今回の事故を受けて「免許の年齢制限・自主返納の強化」を訴える国民がさらに過熱…
出典:時事通信映像センター
「そんな人に車を運転させる国」
「身勝手な高齢者ドライバーを制御して」
「自分は大丈夫という老人が多すぎる」
出典:ツイッターより
「一定の年齢に達したら免許返納を義務付ければ?」、「認知症の検査をもっと強化しろよ」、「行政が自主返納をもっと強化するべき」など、様々な意見が寄せられた。
若い命が奪われた、これだけ大きな事故(事件)。国民もこれだけ多くのの怒りの声を寄せ、「そもそも国の制度がおかしい!」と訴えている。これは、国も動かざるを得ない状況、といえるだろう。
運転免許認知機能検査まるわかり本 75歳からの免許更新に備えよう (メディアパルムック)
日本の若者が老人に殺されていく
しかしだ…
高齢者の運転免許、「自主返納」は何故進まない 「75歳以上は強制に」は極論か – https://t.co/mm0Iy0djkF pic.twitter.com/zK1fKGMn4x
— J-CASTニュース (@jcast_news) 2016年11月5日
出典:@jcast_news
この「高齢者の運転免許問題」は、一向に改善されていないのが現状。3年前の2016年にも、同じ87歳の男性が軽トラックで男児を死亡させる事故を起こしている。
その際にも、「今の道交法は甘すぎる」、「せめて認知症の検査は毎年やれよ」、「75歳で免許は強制返納でもいいくらい」など、同様の指摘がされていたが、3年後、こうしてまた同じ惨事を招いてしまった…
とはいえ、「来月から高齢者の運転を禁止します」ともいかないだろうし、法律の改正など国の対応が何かと時間を要するのは、その他諸問題についても同じこと。今後、何かしらのアクションを起こしてくれるのを願うばかりだが、果たして3年後の2021年、「安心して道を歩行できる」環境になっているだろうか…
認知症の人の心の中はどうなっているのか? (光文社新書)
「日本の若者が老人に殺されていく」、「自分たちを支えている若者を自由に轢き殺せる時代」、「認知症って言っときゃ殺しても無罪だから」…と、車を使う高齢者に対するイメージが、悪化を辿る昨今。
最善策は「自ら返納」してくれることだが、家族が説得してもそれに応じない高齢者が多いという。そうなると、「法律で定める」ほか方法がないのか…
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