渋谷区幡ヶ谷・児童養護施設「若草寮」殺人事件 田原仁容疑者に同情の声も

渋谷区幡ヶ谷・児童養護施設「若草寮」殺人事件 田原仁容疑者に同情の声も

 

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色々と考えさせられる事件
 

渋谷区の養護施設で殺人事件発生

 


出典:@FNN_News

25日(月)午後1時45分頃、東京・渋谷区幡ヶ谷の児童養護施設「若草寮」で、施設長が殺害された事件。
 
殺人未遂容疑で逮捕されたのは、この施設に入所していた元入所者の田原仁(たはらひとし)容疑者・22歳。この男、「住所・職業不詳」とのことで、事件を起こすまでのおよそ半年間、ネットカフェで寝泊まりを続けていたという。
 
逮捕された時の所持金は「数百円」。いったいなぜ、そんな生活を送っていたのだろうか?
 
そもそも…
 

犯行動機は何だったのか?

 
犯行動機は「こんな生活を余儀なくされたから」という、施設に対する恨みによるもの。
 


出典:@tv_asahi_news

といっても、殺害された施設長の大森信也さんが、田原容疑者を「追い出した」ということでもなく、過去に「虐待をしていた」など、何かしら恨まれるようなことをしていたわけでもない。施設の理事長は、「(むしろ)大森さんには感謝している立場だったと思う」とも話している。
 
その後の調べでも、「その他の職員も殺害する予定だった」と供述しているそうで、恨みの対象は「施設」そのもので、大森さん「個人」に対してではなかったことがわかる。
 
防犯カメラの映像によると、田原容疑者は施設の玄関から侵入し、玄関の脇にある施設長室にいた大森さんを殺害。その時間、わずか5分程度だったという。玄関には施錠がされていなかったようで、それを知っての犯行ともとれる。
 

犯行に至るまでの田原仁容疑者

 

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施設に恨みをもったのは、諸々うまくいっていない現状を「寮を追い出されたせい」としたため。
 
母親が養育困難になり、今から8年前の2012年3月に若草寮に入所した田原仁容疑者。3年後の2015年に退所し、通っていた高校のある東村山市にアパートを借りて、郵便関係の職に就いたそう。


出典:@Infoseeknews

しかし仕事がうまくいかず、短期間で辞めては別の仕事を…という、安定しない状態が続いていた。経済的にも精神的にも不安定になり、部屋の壁を破損させたり、奇声を発したりと問題行為が続き、警視庁に身柄を保護されていたこともあるそうだ。
 
こういったトラブルや家賃滞納により、昨年夏には遂にアパートも追い出され、犯行前まではインターネットカフェで寝泊まりを繰り返していたとのこと。
 
仕事も家もなくなり、頼る人も居らず、そういった現状を「誰か、何か」のせいにしたかったのだろうか…
 

「いきなり放り出される」同情の声も

 
この事件については、一部視聴者からこういった意見も寄せられている。
 

「なにか安心できる後ろ楯があればよかったのかな」
「社会に出るまでの準備が必要だったのでは?」
「退所した後のフォローがもう少しあってもいい」
「いきなり社会に放り出される子も大変だと思う」
出典:ツイッターより

 
母親が生きているなら、何かしらのサポートができたのでは?という声や、父親の存在や親類関係はどうなっているのか?など、身内についての疑問も浮上。現在のところ、そのあたりの詳細は明らかになっていない。
 


出典:@BFJNews

「殺人」について擁護するような声はあがっていないが、こういった事件がこれ以上起こらないよう、国がきちんとした対策を講じていくべき…など、各々様々な見解を示している。
 
一方、「退所後のトラブルは自己責任」、「もう大人なんだからそんなことは理由にならない」、「自立出来なかったことを人のせいにするなんてお門違い」など、厳しいコメントも多数みられた。
 
退所後のフォロー、国の対策、大人としての責任。どれも一理あり、田原容疑者に同情する気持ちもわからないではないが…
 

悲惨な境遇も殺人の理由にはならない

 
それが「人を殺していい」理由になるはずもなく、許される行為では到底ない。
 


出典:@jijicom

お世話になった大森さんに対し、黙ったまま頭や首、腹など数か所を刺し続けるという、あまりにも無残な犯行に及んだ田原容疑者に、同情の余地はない。
 
なお、追い出されたアパートも、施設の職員が保証人になってくれたと報じられている。職員の方たちには「恨む」どころか感謝すべき…なのだが、そんなことを冷静に考える心の余裕はなかったのだろう。それとも、報じられていない何かしらの「恨む」要素があったのだろうか…
 

新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~ (1) (ストーリーな女たち)
 
唯一の救いは、施設の上の階にいた子供たちを襲わなかったこと。日頃の不満を募らせ「誰でもよかった」という犯行動機で関係のない人間を巻き込む無差別殺人が多発しているが、事件の概要を見る限り、この事件は少しニュアンスが違う。これは、田原容疑者に残された「人間性」なのかもしれない。
 
同じような事件が起きないために、雇用や支援など、児童養護施設出身者への対応が見直されればいいのだが、それも求めるものや環境、人間性など個々それぞれ異なるため、「どういった対応」が必要か、非常に難しい問題でもある。
 

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