どうして、介護施設や老人ホームでの事件が後を絶たないのか・・・
東京都中野区の介護付き老人ホームで元介護師の皆川久容疑者25歳を逮捕したと発表した。
逮捕された、中野区白鷺の老人ホームの元介護士で職員だった皆川 久容疑者(25)は今年8月に事件を起こした。
繰り返される事件に介護職の構造上の問題を指摘する声も
東京都中野区白鷺1丁目の介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム鷺ノ宮」で8月、入居者の男性(当時83)を○害したとして、警視庁は14日、ホーム元職員の皆川久容疑者(25)=東京都杉並区方南2丁目=を○人の疑いで逮捕し、発表した。「粗相を何回もされ、殺してしまった」と述べ、容疑を認めているという。
捜査1課によると、皆川容疑者は8月22日早朝、ホーム1階の浴室で入居者の藤沢皖(かん)さんを空の浴槽に投げ入れ、お湯を張って窒息させて○害した疑いがある
この事件で逮捕されたのは25歳の元介護職員。
これに対してネット上では様々な声が上がっている。
事件の舞台となったのは介護付き有料老人ホーム。
この事件の前にも川崎の老人ホームSアミーユ川崎幸町の事件は久留米の老人ホームの事件など様々な事件が近年立て続けに起こっている印象だ。
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さらに、横浜の病院の連続不審死事件など、多くの事件が発生している。
今回は皆川久の供述があまりにも不審だらけだった為に逮捕となったが、氷山の一角で実は同様のケースは多いのかもしれない。
介護職の構造上の問題点とは?
介護職において、現在でも様々な問題点が指摘されている。
とくに、介護職は低賃金で重労働。
高い志をもった人間が採用されても、生活そのものが低賃金と重労働で立ち行かなくなり、優秀な人材が辞めていくという指摘は以前からある。
その結果、介護にさして志のない人間が最終的な選択肢の一つとして慢性的な人材不足の介護職に集まるという悪循環をうんでいるのはまちがいない。
さらに、真面目な介護職員ほど、休日出勤やサービス残業などでさらに疲弊していくという現実。
現在は老人が老人を介護する老々介護が社会問題になっているが、すでに介護難民という言葉まで出てきている。
いずれにしても、待遇改善と人材育成を本腰を入れて国が行わないかぎり、皆川久が起こした事件の数は減るどころか増える一報なのかもしれない。