うつ病の86歳母親を首絞め殺害した息子・関久徳容疑者を逮捕「高齢化社会の深刻な問題」

 
 
こんにちわ
【危機タイムズ】です。
 

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容疑者の気持ちも、理解はできる
 

86歳の母親を殺害した息子を逮捕

 
今年5月31日、東京・品川区北品川の民家で、86歳の女性が死亡していた事件。
 


殺害したのは、女性の息子だった…
 
14日(月)、殺人の疑いで逮捕されたのは、同区の無職・関久徳(せきひさのり)容疑者、58歳。殺害された関リヱさんの息子で、2人は現場となった民家で同居していた。
 
殺害した動機は、現代社会の「深刻な問題」が原因だった…
 

母親の苦しんでいる姿を見たくなかった

 


殺害されたリエさんは、昨年(2016年)の春頃から「うつ病」と診断され、関容疑者が自宅で介護していたという。動機については、「母の苦しんでいる姿を見たくなかった」と供述している。
 
つまりは、「介護疲れ」による犯行…
 
ブログや掲示板サイト、ツイッターなどにも、「介護疲れがひどい」、「もう全て嫌になる」など介護者からの訴えが投稿されている。中には、「母に死んで欲しい」という書き込みまで…
 

正々堂々がんばらない介護

 
現代社会の、深刻な問題だ。
 

母を殺して自分も死のうと思った

 
関容疑者は、リヱさんの首を両手で絞めて殺害した後、包丁で自分の左手首を切り、自殺を図ったという。その後、自ら警察に「人を殺した」と通報し、自身も病院に搬送された。
 
逮捕が今月14日まで伸びたのは、左手首のけがが回復するのを待っていたため。
 

出典:日本ニュースより

 
関容疑者は、「母親がうつ病なので、どうしようもなくなり殺した」、「母を殺して自分も死のうと思った」と、警察の調べに対し話しているという。
 
自分の親を殺害するという、とんでもない事件。本来は「あり得ない」などの批判が殺到するところだが、この事件については…
 

犯人の気持ちが分かる

 

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介護経験者から、こういった意見が多数寄せられている。
 

「こんな結末、可愛そうで仕方ない」
「息子さん、追い詰められていたんですね」
「辛いから殺したとか本当やるせない」
「役所に相談しても対応してくれない」
出典:日本テレビ系(NNN)より

 
同じような状況で、同じような悩みを抱えている人は、大勢いる。国が、何かしらの対策を取らなければ、同じような事件は増える一方…かもしれない。
 

出典:ANNnewsCHより

 
その、対策を取らなければいけない人たちは「不祥事」で騒がれてばかり。報道番組も、こういった事件は大きく取り上げず、ゴシップばかり追っている。若い世代は、「明日はわが身」という深刻さに気付いていない。
 
おかしな世の中…
 

介護していた方も、うつ病に…

 
「うつ病で苦しんでいる母を見ているのが辛かった」と話している、関容疑者。本人も「うつ状態」だったのではないだろうか…
 

介護うつ

 
高齢の親を介護している子供の方が、身心の負担などでうつ病になってしまう「介護うつ」に悩まされている人が、近年増えているという。
 
育ててくれた親の哀れな姿を毎日、毎日見ていたら、病んでしまうのも無理はない。そして、この状況がいつまで続くのだろうと「先の不安」に襲われ、気付いた時には、自分が「うつ病」に…
 

親の介護で自滅しない選択

 
また、介護うつの原因には、こういった理由も挙げられている。
 

金銭的事情で追い込まれ…

 
介護の悩みを解決するひとつの手段として「施設に入れる」という方法があるが…
 

出典:くらしのセミナーより

 
費用がとにかく高い。経済的余裕がなければ、到底無理だ。これがまた、負のスパイラルを生む…
 
関容疑者は「無職」と報じられているので、収入はなかったと思われる。リヱさんの年金や公的介護保険などがあったかもしれないが、金銭的に余裕がある生活を送っていた、というわけではないだろう。
 
「貯蓄がないのは自分のせいだろう」と言われればそれまでだが、施設に入れる余裕があれば、こんな事件を起こさずに済んだ…と思うと、気の毒でならない。
 

「一人で悩まないで」というが…

 
介護に悩む方へのアドバイスとして、「一人で悩まないこと」が挙げられているが…
 


兄弟や子供がいる人もいれば、いない人もいる。いたとしても、真剣に話を聞いてもらえない、悩みを分かち合えない、助けてくれない…こともある。むしろ、そういう環境で介護に苦しむ人の方が、多いのではないだろうか。
 
関容疑者は、亡くなったリヱさんと2人暮らしで、仕事もしていなかったことから、一人で思い詰めていた可能性が高い。母親を「殺害したこと」は許されることではないが、自分が同じような状況に立たされた時、一概に責められるだろうか…
 

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

 
高齢化が進む日本。「介護」にまつわるこういった事件は、これからも度々目にすることになるだろう。
 

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