ワタミの求人広告に【賛“否”両論】自殺者も出す「ブラック企業」はどこまでがボーダーラインか

 
 
こんにちわ
【危機タイムズ】です。
 

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あなたの見解は…
 

「リクナビ」の求人に批判殺到

 


リクルートの就職・転職・派遣の求人情報サイト「リクナビ」に掲載された、居酒屋チェーン「ワタミ(和民)」の求人広告内容が波紋を広げている。
 
問題になっているのは、掲載された給与や福利厚生、残業代などについて。J-CASTニュースによると、新卒(大学)の基本給が「20万2100円」で、その中に「月127時間の手当3万円」が含まれ、127時間を超えた「時間外労働」については、「追加支給」と書かれていたという。
 
これを、「127時間を超える残業がある前提」と受け止めた人たちから、「死ぬ」など、様々な意見が寄せられたそうだが…
 

リクナビ、マイナビの就活に疲れたら読む本 (impress QuickBooks)

 

「ワタミ」だからでしょ?

 
J-CASTニュースが指摘しているように、この求人内容が問題となったのは、募集した会社が「ワタミ」だからということ…
 

出典:KyodoNewsより

 
これは、2008年「ワタミ」に入社した女性新入社員が過労自殺した裁判で、ワタミ側が1億3365円を支払い、謝罪することで和解が成立したことを報じたもの。当時、この報道が波紋を広げ、ワタミや当時社長だった渡邉美樹に批判が殺到した。
 
おそらく、この一件があったことで、「ワタミのありえない残業時間」が注目されたのではないか、と…
 

ワタミの失敗 「善意の会社」がブラック企業と呼ばれた構造

 
自殺した女性(当時26歳)は、月140時間以上にのぼる長時間残業の末、命を絶ったという。たしかに、彼女の事例でみれば「月に127時間以上の残業」をさせられていたということになるが、「自殺者」を出したにもかかわらず、何も改善されていないとは考え難い。
 
仮に、今も「まったく変わっていない」のであれば、それは大問題だが…
 

誤解を与える表記になってしまった

 
J-CASTニュースの取材によると、ワタミの広報担当者から「誤解を与えるような表記になってしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪があり、以下のような説明がされている。
 

ワタミ広報「理論上の最大値」
 ワタミ広報の説明によれば、この給与の数字は残業代とは全く関係無いが、「時間外労働」という文字を出したことが誤解の発端になってしまった、という。居酒屋勤務の場合は、16時、17時の出社があり、22時以降が深夜勤務に当たるため、月に22日間8時間勤務をした場合、月に60~70時間の深夜勤務が発生する計算になる。深夜勤務手当は1時間だけ働いても一律に3万円が支給される規定になっていて、127時間という数字は「理論上の最大値」として表示しただけなのだという。
出典:J-CASTニュースより

 
この説明を読むと、受け取った側が「若干の勘違い」をしているようにも思えるが、多くの人がその「若干の勘違い」をしてしまったということは、掲載した内容に問題があるからだろう。募集を出す前に、誤解を招くような内容でないかどうか、チェックをしなかったのだろうか…
 
そういった理由もあり、求人募集をした「和民」のみならず、掲載した「リクナビ」に対しても、こんな意見が寄せられている…
 

リクナビの求人は虚偽求人ばかり

 

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おそらく、「リクナビ」を利用して就活がうまくいかなかった方たちからの「訴え」だろう
 

「良い条件の広告載せて、面接で騙す」
「広告料になれば何でも載せる詐欺サイト」
「クレーム入れたら社内で共有しますって…」
「求人内容と同じ条件だった会社は皆無」
出典:J-CASTニュースより

 
面接に行ったら、働いてみたら、「全然、募集内容と違った」という、リクナビへのクレームともとれるコメントが投稿されている…
 

就活「後ろ倒し」の衝撃: 「リクナビ」登場以来、最大の変化が始まった

 
一方、こういった意見について、「求人内容を鵜呑みにし過ぎでは?」、「それはリクナビだけじゃない」、「自分に非がないとは思わないように」など、クレームを入れる人たちへの的確な(?)アドバイスをする人もいる。
 
リクナビを使ってみて「最悪だった」、「あまりにも内容が違いすぎる!」と怒りに震える人もいれば、「そこそこ希望の会社に就職できた」、「まあこんなものだろう」と妥協して働ける人もいる。
 

 
すべては「受け取り方次第」ということか…
 

「ブラック企業」のラインも人それぞれ

 
「受け取り方次第」については、会社に対する評価や不満もそう…
 


昨年、女性新入社員が過労自殺した「電通」のように、誰が見ても明らかな「パワハラ」や、労働基準法で定められた労働時間をはるかにオーバーしているにもかかわらず、「黙って働け」と圧力をかける…など、当然のように「ブラック企業」と認められるものは別として、「もう限界!」とするブラック企業のボーダーラインは、それぞれの価値観や忍耐力によっても違ってくる。
 

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

 
どの会社で働いてもそれぞれ不満はあるわけで、「休日出勤はブラック」、「身だしなみにうるさい会社はブラック」、「上司に飲みを付き合わされるのはブラック」、あれもこれもブラック…と、言い出したらキリがない。
 
逆に、それらすべての条件をクリアしている企業が存在するのか、という疑問にたどり着く。記事のコメント欄には、「若年労働者がワガママになり過ぎているのでは?」という指摘もあった。
 

今の職場、満足してますか?

 
「時代が違う」といえばそれまでだが、かつては上司に殴られても、残業代が支払われなくても、週7日勤務させられても、「仕事だから仕方ない」と、目をつぶってきたもの。これを「パワハラだ!」、「ブラック企業だ!」と訴えられる時代になっただけ、まだマシだと言えるのかもしれない…
 
とはいえ、精神を病んでまでその企業にしがみつく必要はない。自分にとって「ブラック企業」だと思ったら、訴えるだけでなく、「去る」こともひとつの手段としてある。
 

転職に向いている人 転職してはいけない人

 
「その歳で再就職とかありえない」、「すぐに会社を辞める奴は何やっても続かない」など、日本は仕事を辞めることに、どうもネガティブなところがあるように思えるが、「時代が違う」というなら、嫌な仕事は無理して続けないことも、再就職も、もっと前向きに受け入れてもいいのではないだろうか。
 

 
一度の人生、「仕事」が生活のほとんどを占めるなら、「何があっても耐えなきゃ…」と、意固地になる必要はないように思う。「気に入らない条件」や「嫌な上司・同僚・部下」はどこにもいるが、必ず自分が居心地の良い職場はあるはずだから…
 
今回の「ワタミ求人騒動」(?)については、職場環境や就職活動について、こうして多くの人が意見を交わし合うことができたことは、良かったのではないかと思う。
 

ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)

 
これが、「ブラック企業」の排除や改善に繋がれば何より…
 

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