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【危機タイムズ】です。
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「純」に拘る人も…
サニブラウン選手、世界選手権出場
サニブラウン 世陸400リレー金獲れる、最速布陣でリオ超えだ― スポニチ Sponichi Annex スポーツ https://t.co/QLe0pzLn2x
— 危機タイムズ (@KIKIPlanning) 2017年6月27日
26日(月)、8月に行われる「世界選手権」の代表選手が発表され、「日本人初の9秒台」が期待されている、大注目のサニブラウン・ハキーム選手が会見に登場した。
サニブラウン選手は、先日行われた「日本選手権」の男子100メートル(24日)、男子200メートル(25日)で優勝し、2冠を達成した期待の新生。200メートルでは、自己ベストの20秒32を叩き出した。世界陸上では、「世界記録更新」を目標として掲げ、今大会で引退を表明しているウサイン・ボルト(ジャマイカ)選手との対戦についても意欲をみせた。
世界の舞台で大活躍することが期待されている、サニブラウン選手。しかし、この快挙と期待に、水を差すようなつぶやきが投稿されている…
〈10秒00の壁〉を破れ! 陸上男子100m 若きアスリートたちの挑戦 (世の中への扉)
日本人じゃないからなぁ…
それは、サニブラウン選手が「明らかに“日本人選手”ではない」というもの…
「日本人におもえないんだけど…」
「もはや日本人じゃないじゃん」
「日本最速とか言うのやめなよ…」
出典:ツイッターより
中には、「海外の選手について紹介しているだけかと思った」というつぶやきもある…
18歳サニブラウンの持つコメント力。世界選手権で今度は何をしゃべる? https://t.co/UGGjqCcxSB #numberweb #陸上 @numberwebさんから
— 危機タイムズ (@KIKIPlanning) 2017年6月27日
サニブラウン選手は、ガーナ人の父親と日本人の母親を両親に持つハーフだが、福岡県出身、東京都在住の「日本国籍」をもつ日本人。仮に男子100メートルで「9秒台」を出したとすれば、「日本人初の9秒台」ということになるが、この「日本人初」ということに「違和感がある」、「しっくりこない」などのつぶやきが殺到している…
ウサイン・ボルト自伝
ケンブリッジ飛鳥選手も…
同陸上界のホープ、ケンブリッジ飛鳥選手についても、「日本人記録と言われても…」など、腑に落ちないようなコメントが寄せられている。
ナイキのイノベーションが、一流アスリートをも魅了した。ナイキ スーパーフライ エリートとさらなる飛躍を誓う、ケンブリッジ飛鳥。キミもNIKE RACINGシューズと限界を超えよう。 #身の程知らず #justdoit https://t.co/5zgskVdxAo pic.twitter.com/o7TS2iMj2m
— Nike+ Run Club (@nikerun_jp) 2017年2月8日
出典:Nike+ Run Clubツイッターより
ケンブリッジ選手も、ジャマイカ人の父と日本人の母を持つハーフ。ジャマイカで生まれたが、2歳の時に日本の大阪に移住し、22年間(現24歳)は日本で過ごした「日本国籍」の日本人だ。
「リオ五輪」ではアンカーを務め、ウサイン・ボルト選手と並んで走ったケンブリッジ選手だが、この時も「これで銀メダルとっても、日本スゴい!ってならないよね」などのコメントが、一部の視聴者から寄せられていた。
Number9/9特別増刊号 五輪総力特集「熱狂のリオ」
ここ最近では、女子テニス界の期待の新生、大阪なおみ選手の快挙ついても、「大阪なおみ選手は凄いんだけど、日本人の快挙と言われてもしっくりこない」など、同様のツイートが投稿されていた。「純日本人」に拘る視聴者が、それだけいるということか。
それが明るみになったのが…
稀勢の里の横綱昇進
【おめでとう!】稀勢の里の第72代横綱への昇進が正式決定https://t.co/xW05ysXD5J
日本出身力士の新横綱昇進は、1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶり。 pic.twitter.com/CpieTbrpmX
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年1月25日
白鵬や日馬富士など、モンゴル人ばかりが活躍する相撲界に、およそ19年ぶりの「日本人横綱」が誕生した、今年1月。稀勢の里の横綱昇進には、日本中が沸きあがり、稀勢フィーバーが巻き起こった。
これほどの騒ぎになったのは、稀勢の里が「純日本人」だからだろう。
ジャポニカ学習帳 相撲 第72代横綱・稀勢の里
陸上や相撲のみならず、スポーツ界にはハーフ選手、もしくは外国人選手がたくさんいるが、野球やサッカーなどの団体スポーツではなく、「個人競技」については、ハーフや外国人選手の「日本人初記録」に、違和感を感じている人が多い。
そんなこと言ったらアメリカなんて…
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「ほとんどが外人」もしくは「ハーフ選手」ではないか、という指摘も…
出典:Olympicより
「リオ男子400メートルリレー」決勝で失格となったアメリカ代表の4人も、「純アメリカ人」とされる選手は1人もいない。そもそも、アメリカは様々な民族が集まってできた国であり、「純アメリカ人」というものが存在するのか、という疑問もあるが…
いわゆる「白人」とされる選手は1人もいない。
出典:1tvDanceより
また、日本でも高い人気を誇る「フィギュアスケート界」でも、アメリカで活躍している選手に、中国人のネイサン・チェン選手や、長洲未来選手がいる。アメリカ人も日本と同じように、「アメリカ人じゃないから」という理由で、彼らの功績に納得がいかない、とつぶやく人がいるのだろうか…
人種差別ではない
サニブラウン選手の活躍について、こう断言した上で「日本人初は納得がいかない」とつぶやく人もいる。
矢場トン!!! pic.twitter.com/KOxYtJZeDg
— アントニー (マテンロウ) (@hsa199029) 2017年6月5日
出典:アントニー (マテンロウ)ツイッターより
お笑い芸人のアントニーは、父親がアメリカ人で母親が日本人のハーフ。彼や、その他のハーフ芸人、ハーフモデルなどに対して、人種差別的な理由でバッシングする人は、たしかにいない。
「スポーツの記録」だから、そこは拘りたいということなのだろう…
「納得がいかない」という人の意見をまとめると、サニブラウン選手、ケンブリッジ選手が9秒代を出せば「日本人初の9秒代」にはなるが、「純日本人遺伝子」の選手が出さなければ、本当の意味での「日本選手初」ではないということを、訴えたい(?)という。
これは「人種差別」ということではなく…
世界の国歌 キング・スーパー・ツイン・シリーズ 2016
また、サニブラウン選手やケンブリッジ飛鳥選手の実力については「すばらしい」と絶賛した上で、「やはり、“純粋な日本人”では世界に通用しないのか」と分析する陸上ファンもいた。
出典:NHKより
もちろん、今後「純日本人」として9秒台を叩き出す選手も出てくるかもしれないが…
それでも「9秒台」には期待
サニブラウン選手が9秒台を出したとして、その時あなたは「日本人初の9秒台だ!」と共感できるのか?
出典:Japan sports TVより
こういった意見も寄せられているが、それでも「日本人初の9秒台」には期待したいし、共感ではなくとも、絶賛はするだろう。彼は日本で育った「日本国籍」の日本人であり、「日本人初の記録」と報じられることは、間違いではない。中には「差別的発言」をする人もいたが、そう感じたとしても、どうか「発信」せず、心の中に留めておいてほしい…
出典:KyodoNewsより
サニブラウン選手は、今年の秋からフロリダの大学に進学することを発表している。今夏(8月4日~13日)、ロンドンで行われる「世界選手権」で、留学前に「9秒台」を叩き出してくれることを期待したい。
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