武蔵越生高校サッカー部の「体罰動画」解任された男性コーチとは関係のない名前が拡散

 
 
こんにちわ
【危機タイムズ】です。
 

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「熱心」が故…
 

私立高サッカー部の「体罰動画」でコーチ解任

 


今月9日(金)、埼玉県越生町の私立・武蔵越生高校で、「体罰」とされる動画がツイッター上に投稿された。
 
投稿された動画には、同校のグラウンドでサッカー部員が集まる中、30代の男性コーチが1人の男子部員の頭や胸を何度も叩く様子が映されていて、12日(月)に「ネット上に部員を殴るような動画が掲載されている」と、学校に連絡があり、体罰が発覚したとのこと。
 
学校側は「体罰」を認め、男性こコーチを解任したことを発表した。また、男性コーチも体罰を認め、「行き過ぎた指導だった、反省している」と謝罪したそう。
 
この動画については、当然ながら批判が殺到している。
 

学校と暴力: いじめ・体罰問題の本質 (平凡社新書)

 

もはや傷害事件では?

 
動画を見る限り、たしかに「指導」を超えた殴り方をしていて、視聴者からはこういったコメントが寄せられている。
 

「学校で暴力しても罪に問われないの?」
「何で逮捕されないのか分からない」
「体罰をする無能な指揮官はいらない」
「ただのカッコ悪い大人じゃん」
出典:NNNニュースより

 
中には「この程度は体罰といわない」、「昔はこんなの当たり前だった」などの意見もあったが、殴る・蹴るが当たり前だった時代は終わり、今は指導者が生徒に「手を出す」こと自体が問題とされている。
 


出典:日刊スポーツツイッターより

「当然」とされていたスポーツ界での体罰も、「告発」されるようになった昨今。どんな理由があっても「暴力」は許されず、男性コーチにこういった批判が殺到するのも当然だ。
 
しかし、この男性コーチ…
 

サッカー部員の評判は悪くなかった

 

 
13日(火)放送の『NEWS ZERO』(日本テレビ)では、男性コーチに指導を受けていたサッカー部員のインタビューが特集されていて、インタビューを受けた男子生徒は、「いつもはすごく熱心でいいコーチ」、「部活外では優しい。練習中は厳しいけどいいコーチだった」などとコメントしている。
 
「部活外では優しい」ということは、練習以外でも男性コーチと接する機会があったということだろう。本当に嫌いなコーチであれば、部活外で絡んだりすることはないはず。彼らのコメントからすると、サッカー部員には慕われていたのではないだろうか。
 
また、取材に応じた男性コーチは、深く頭を下げ、本当に反省した様子で謝罪している。本人の言う通り、「行き過ぎた指導だった」かもしれないが、日々の練習や コーチの人間性を全く知らない第三者が、「逮捕しろ」などと批判するのもどうなのか…
 

顔写真や名前も拡散し、犯罪者扱い

 

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報道番組やネットニュースではモザイク加工がされているが、ツイッターYouTube、個人のブログやまとめサイトなどでは、修正されていない状態で動画が掲載されている。
 

 
さらに、過去の写真を掲載したり、名前(実名)まで公表し、「こいつです」と犯人扱いするサイトもある。しまいには、間違った別のコーチの名前が拡散されていて、まったく関係のない人が被害をこうむる事態にまで発展している。
 
場合によっては「暴行罪・傷害罪」などに問われる可能性もあるが、現時点では逮捕されたわけではない。「事件を起こした容疑者」ならまだしも、体罰で解任された男性コーチの「個人情報」まで明るみにする必要があるのだろうか…
 
そもそも
 

動画をツイートする必要があったのか?

 
こうして「体罰が明るみになった」ことは良かったが、この動画を一般公開する必要があったのだろうか。
 
動画を添付し「教育委員会に届くようにリツイートお願いします」なんてつぶやきもあったが、違う方法で学校や教育委員会に報告する方法はなかったのか。そうでもしないと、学校も教育委員会も動いてくれないのであれば、話は別だが…
 

出典:株式会社ひなた

 
介護施設で取り上げられた「体罰・虐待」のように、このコーチが本当に悪質で、部員も頭を抱えていたのならまだしも、普段どういった指導をしていたか知らない「第三者」が面白半分に投稿したとすれば、投稿者にも問題はある。
 

出典:世界の政治情勢より

 
隠し撮りした動画には「殴った殴った!」、「しゃがめ、しゃがめ」、「ボディーブロー(笑)」などのひそひそ話が聴こえてくる。
 
体罰を受けている生徒から「何とかしてほしい」と相談を受けて撮影したならまだしも、男性コーチにも体罰を受けた生徒にも、「これっておかしくないですか?」と疑問を投げかけるなどのアクションを起こさず、本人に何の許可もなく勝手な判断で投稿していいものだろうか…
 

一度拡散した動画は「完全消去」できない

 


先日、総武線で起きた「痴漢冤罪」の動画もそうだったが、「証拠」として残すために撮影するまではいいとしても、安易にSNSなどに投稿し、罪のない人の顔や名前などが拡散することについては、投稿者がもう少し危機感を持った方がいいだろう。
 
今回の体罰動画については、「体罰」の実体が世間に広まり、今後の「防止策」に繋がれば良いが、男性コーチの顔や実名、前述にもあった「まったく関係のない人」の名前まで拡散されてしまったことは大問題。
 
また、元のツイートは削除されているようだが、一度ネットに拡散した画像や動画は「完全消去」できない。既に、コピーされた動画がYouTubeにいくつもあがっている。おそらく、この体罰動画を完全に消去することはできないだろう…
 
ネット社会は、便利なようで恐ろしい。
 

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