こんにちわ
【危機タイムズ】です。
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被害者続出…
旅行会社「てるみくらぶ」が破産申請
格安海外旅行業者の、「(株)てるみくらぶ」が、東京地裁に破産を申請。
これを受けて、「てるみくらぶ」で予約していた旅行者たちが、飛行機に乗れない、ホテルに泊まれないなどの被害を被っているという。インタビュー映像には、「どうしたらいいのか…」と落胆した様子で答える人もいたり、ホテルのロビーで激怒している旅行者もいた。
現在、旅行中の人たちはもちろん
明日から予約してるんだけど…
という、予約者たちの悲鳴も続々と届いている…
「電話も繋がらないんだけど…」
「てるみくらぶ被害者が職場に居て…」
出典:ツイッターより
春休みシーズンだけに、「格安」を求めて予約していた大学生もたくさんいたかと思われる。ツイッターなどのSNSに投稿されたものはほんの一部で、他にも被害に遭っている人はたくさんいるはずだ…
「私の大事な、春休みのバカンスが…」
新婚旅行で予約していたのに!
学生の春休みや家族旅行だけでなく、新婚旅行で予約していた人、もしくはその家族、会社の同僚などからの被害報告も投稿されている。
新婚旅行ともなれば、「格安プラン」というワケにはいかない。ツイッターには、100万以上の被害を被ったとのつぶやきも…
新婚旅行のために、頑張って貯蓄をしてきたことを思うと、気の毒でならない。こんな直前…というか当日ではなく、もう少し前に対応してくれれば、2人の思い出も台無しにすることはなかったかもしれないのに…
「2人の大事な思い出、どうしてくれるの!?」
ツイッターには「明日から予約している者です」と、情報交換を求める人たちがたくさんいるようなので、何か有力な情報を提供できる方がいれば、被害者の方たちに救いの手を…
また、旅行者以外にも
内定を頂いているのですが…
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という、昨年中に「てるみくらぶ」に内定をもらった新社会人からの訴えもある。
てるみくらぶの新入社員が気になったので取材をしてみました – SEOコンサルタントのブログ https://t.co/53j3VxXSHs
— 危機タイムズ (@KIKIPlanning) 2017年3月27日
こちらのサイトには、4月からてるみくらぶに入社予定だった新入社員のインタビュー記事が掲載してある。
このインタビュー記事によると、内定者から「入社直前研修も無くなる」、「入社式もあるかどうかわからない」などの回答がされているので、おそらく、別の仕事を今から探すことになるだろう。
よりによって、3月最終週に…
2017年度の新入社員だけでなく、2018年度の入社が決まっていた3年生も、また就職活動をし直さなければならない。「4年生になったら遊ぶぞ~」と意気込んでいた学生たちにとっては、地獄だ…
マイナビ2018オフィシャル就活BOOK
従業員からの訴えも…
リクナビの情報によると、てるみくらぶの従業員は145人ほどいたそうだが、退職率はどうだったのか、社内環境や労働条件などはどうだったのだろうか?
企業の評判などが掲載されている「キャリコネ」には、こんな書き込みが…
出典:キャリコネより
その他にも、「やはり残業は多いですね」、「土日に出勤することもありました」などの投稿もあり、決して「楽な業務」ではなかったことが伺える。旅行会社は、どこも同じなのかもしれないが…
「てるみくらぶ」が破産 3万件の旅行申込者に影響か:朝日新聞デジタル https://t.co/UsqsGzAgJt
— 危機タイムズ (@KIKIPlanning) 2017年3月27日
今後、利用者からではなく、(元)従業員からのリークで「ブラック企業」のネタがあがるかもしれない…
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪
電話対応が悪い?
「てるみくらぶ」を利用したことのある人からの投稿を見ると、「スタッフから電話が来ない」というクレームを入れている人が多く、中には「直前になって行き先変更の連絡があった」という報告もあった。
これについても、「てるみくらぶ」に限ってのことではなく、どの旅行会社にもありそうなことではあるが…
「カツカツでやっている感じはあった」
「連絡なくて旅行辞めたことがある」
出典:ツイッターより
こうして騒動が大きくなっていくことで、従業員の対応や、これまでに起きていた別のトラブル、社内で何があったのか…などが明らかになっていくかもしれない。
そして、この問題は…
「てるみくらぶ」だけでは終わらなそう
「てるみくらぶ」の負債は151億円の見込みで、約3万6千件の旅行申込者に影響が出るそうだが、3万人強全ての人が、納得する形で問題が解決することはないだろう。
てるみくらぶ破産、渡航中止を呼びかけ 9万人に影響も https://t.co/cCRBk6Yoek
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2017年3月27日
出典:朝日新聞ツイッターより
「たまたま、この時期に予約してしまったことが運の尽き」と、泣き寝入りするしかないのか…
しかし、「格安」を売りにしている旅行業者は、「てるみくらぶ」だけではない。もしかすると、数ヶ月後には全く同じケースで「破産申請」をする企業が出てくるかもしれない…
とはいえ、旅行はできるだけ「安く」行きたいと思うのが、利用者の願い。「経営が危なそうだから、この旅行業者はやめておこう」と予見することもできない…
企業がこういう事態を想定できるのであれば、せめて数週間前に客に説明や対応をするなどするべきだろう。当日、現地に行って「チケット発券できません」、「ホテルに泊まれません」なんて言われたら、たまったものではない…
「てるみくらぶ」は、現地や空港で楽しみにしていた旅行者を困惑させたことや、これから行く人の予定や楽しみを台無しにしたことが、何よりの罪…
あのピンクのバスも、もう見ることはない…
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