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【危機タイムズ】です。
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『MERY』全記事非公開に「辛すぎる…」という声多数
【New】DeNA、ファッション系キュレーションメディアの「MERY」も12月7日より全記事非公開にhttps://t.co/TPlOpGkaBP
DeNAでは12月7日に記者会見を行うとしている。
— ハフィントンポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2016年12月5日
DeNAの健康医療情報キュレーションサイト『WELQ(ウェルク)』が、ネット上の情報をまとめて公開していたことに批判が殺到し、サイトを非表示にした問題で、情報サイト『MERY(メリー)』も遂に明日7日には、全記事が「非公開」になると発表された。
サイトの運営の仕方について、様々な問題が指摘されているが、実際、多くの読者たちにとっては、そんなことは然程問題ではないのかもしれない。なぜなら、ツイッターなどをチェックしてみると、「MERY非公開とか辛すぎる」「私の唯一の楽しみが…」「女子力向上のためMERY非公開は困る」など、肩を落とす女子たちのつぶやきが、続々と投稿されているからだ。
ただ、サイト運営者、ライターたちにとっては、今回の騒動を受けて考え直さなければならないことが、たくさんある。
MERY vol.01 (雑誌)
「どこだってやってる」では済まない…
『MERY』や『NAVERまとめ』のようなサイトは、今、世の中に腐るほどある。それらを全て制裁していくことは、不可能だろう。そして、こういった大手サイトが「停止」したとしても、また、全く同じようなサイトが、検索の上位にランクインするだけの話…
そう、今回の騒動で問題視されたのは、文章の引用や誤情報の発信だけではない。そういった方法で作られたいい加減な記事が、「検索の上位にランクインしてしまう」ことだ。
これは、危機タイムズも耳が痛い…
というのも、いくつかの記事が検索エンジンで上位表示されるようになり、アクセスが良くなったと喜んでいた矢先の、この報道。それらの記事を、「誰に見られても自信をもって、100%誤情報はないと断言できる」とは断言できないからだ…
また、検索で上位に表示されなくても、誰かしらはその記事を読んでいるわけで、その情報を鵜呑みにしてしまう読者もいるかもしれない。ましてや、それで紹介している商品を買わせてしまったり、信じて使わせてしまったというなら、さらに責任は重くなる…
危機タイムズは、再訪したユーザーを商品の購入に繋げるサイトではないが、これまで様々な話題の人物について取り上げ、ネット上の情報をもとに、批判したり、偉そうに意見を述べたりしてきている。ハッキリ言って、『NAVERまとめ』や『WELQ』と変わらない…いや、そこにすら到達していない。
問題になっていないのは、単に「規模の違い」というだけの話だ…
MERY vol.02 ([バラエティ])
発信する情報には「責任」を持たなければ…
「うちはそんなアクセス良くないから大丈夫」では済まされない。
開設当初は、「やりたいことをやろう、書きたいことを書こう」がコンセプトだったが、続けていることで、ありがたいことに「読者」がついてくる。そして、検索ワードにもひっかかるようになってくる。
ただ、イマイチ「これだけの人に見られている」という責任感がない…
それに気づかず、「面白そうだから取り上げよう」、「数字が取れそうだから記事にしよう」という理由で、大した調査もせず投稿してしまう記事もある。後から見直すと、「これってアップする意味あるのか?」と思うものも多い…
ただ、それでもそのいい加減な記事を読んでくれる人はいる。そこに書かれていたことを、「くっだらねぇ」「何言ってるんだ、こいつは」と思ってくれればまだしも、「そうなんだ…」と真剣に受け取ってしまうこともあるだろう。
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『元宝塚歌劇団・男役トップスター、柚希礼音がイケメンすぎる』
以前、この記事において、彼女のファンの方から多数のご意見をいただいた。記事の内容に、「この人はレズビアンだと思わせるニュアンスがある」というご指摘だ。
「そういうつもりで書いたわけではない」としても、「読み手」がそう感じたのなら、それはライターの責任。また、ファンの方ならそうではないと分かっているだろうが、全く知らない人がこの記事を読んだ場合、「そうなんだ」と信じてしまうかもしれない。ご本人のみならず、ファンの方、読んだ方すべてに、不快な思いをさせてしまった。
「文章の引用」や「誤情報」だけでなく、どんな内容でも、どんな弱小サイトでも、書いたことに責任を持たなければいけないと実感した次第だ…
MERY vol.03 ([バラエティ])
「質の高い記事」の基準は?
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反省文みたいな内容になってしまったが、話は『MERY』、『WELQ』の騒動に戻し、今回の報道に「まとめって言ってもどこがまとまってるのかわからない」「見ていてつまらない」という意見が多くみられたが、彼らがいう「まとまっている記事」「面白い記事」というのは、どういったサイトのことをいうのだろうか。
どのサイトでも、「質の低い記事」「質の高い記事」「くだらない」「面白い」と、様々な意見が挙がるのは当然だが、それは見た人の感じ方次第という気がする。
感性や環境、学力など、人それぞれ違うわけだから、「深い深いところまで追求しているサイトでないと、質が高いとはいえない」とは、一概に言えない気がする。実際に、『MERY』を「毎日、本当に面白いと思って見ていた」という人もいれば、「あんなくだらないサイト、誰が見てるの?」という人もいる。
『WELQ』の騒動についても、専門家らしい難しい文言で、事細かに原因の追究をしているような記事があったが、読む人が読めば、「この人さすが、良く分かってる。その通り」高く評価するかもしれないが、世の中全員が、その人の文章を読解できる能力を持っているとは思えない。この記事を「質の高い記事」と思う人もいれば、「何を言っているのかよくわからない」人もいるということだ…
もちろん、『WELQ』のように、医療に関する商品を紹介したりするサイトの場合、「質が高い、低い」以前に、誤情報であっては困るわけだが、情報のまとめサイトの場合、コンパクトに、簡潔に書かれているサイトを「質が高い」と思う人もいるだろうし、「こんな薄っぺらい質の低いサイト」と思う人もいると思う。
何をもって、「質の低い記事」「質の高い記事」といえるのか、彼らがいう、その「質の高い基準」は何だろうか…
MERY vol.04 ([バラエティ])
気をつけなければいけないのは「サイト」だけ?
たとえは、個人のSNSで発信した誤情報が、いつの間にか拡散し、大騒動に発展する可能性もある…
それが、「個人的なものだから、まったく責任はない」とはいえないわけで、我々サイトを運営する側はもちろん、個々それぞれが発信する情報にも、気をつけなければいけない時代になっているということだ。
『MERY』や『WELQ』のファンにとっては残念なことだが、こういった騒動が起きてくれてよかったと思う。こうして情報を発信する側が、「売れるから載せちゃえ!」「面白いから書いちゃえ!」では済まないということを認識し、ひとつひとつの記事に「責任」をもち、気を付けるようになるからだ。
出典:https://www.pakutaso.com/20161141333post-9686.html
しかし、そういった気遣いばかりが先行し、「サイトの面白み」に欠けてしまうのであれば、運営を続ける意味があるのか…という疑問も残る。SNSに関しても、「炎上しないように…」ばかりが気になってしまい、個性がなくなっては意味がない気がする。
『MERY』や『WELQ』が指摘されている問題とはまた違うが、どのサイトも、どの記事も、それぞれ見直さなければならない点はあるだろう…
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