こんにちわ
【危機タイムズ】です。
いよいよ、決着が…
アメリカ大統領選、ついに決着
両候補の資質の違いが注目されがちな今回の米大統領選。政策はどう違うのか、比較してみました。https://t.co/7JKlNTyNma #大統領選 #米大統領選
— Yahoo!みんなの政治 (@YahooJP_seiji) 2016年11月8日
いよいよ、新しいアメリカの大統領が誕生!するわけだが、今回の大統領選は、「悪い意味」で大きな盛り上がりをみせている…というのは、日本国民の皆様もご存じだろう。「茶番」「どっちもどっち」「人徳ゼロおじさんか嘘つきおばさんの対決」など、失笑しているようなコメントばかり投稿され、国の未来を変える大きな選択が、ただの「エンターテイメント」と化している…
7日には、フィラデルフィアでMr.アメリカこと、ブルース・スプリングスティーンやボン・ジョビがライヴ・パフォーマンスを行ったり、アデルやレディー・ガガといった大物アーティストたちが、積極的に「ヒラリーに一票を!」と、プロモーション活動をしているが、選挙活動というよりは、「音楽フェス」のよう…
ケイティー・ペリーは、ハロウィン・イベントで「リアル・ヒラリー」に変身したが
こんな応援、もはやただの「お祭り」だ…
そんな中、今回のライブ・パフォーマンスで最も注目が高かったのが、11月4日にオハイオ州でヒラリー・クリントンへの投票を呼びかけるコンサートに登場した、世界の歌姫・ビヨンセと、夫でラッパーのジェイ・Zのパフォーマンスだ。
ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ
ビヨンセが夫ジェイ・Zとヒラリーを支援
黒のドットのパンツスーツで登場し、大ヒットアルバム『Lemonade』から「FORMATION」と、2011年のヒット曲「Run The World (Girls)」の2曲を披露。その後には、ジェイ・Zと「Holy Grail
」を歌い、会場も大きな盛り上がりをみせた。
今年4月にリリースされたビヨンセの6thアルバム『Lemonade』を、リリース直後に称賛していたヒラリー。昨年末に開催されたタウンミーティングでは、「ビヨンセのような素晴らしい女性大統領になりたい」とも話していて、「歌って踊れて、しかも賢い、すばらしいシンガー」と、彼女のファンであることも公表している。それに応えるように、ビヨンセもヒラリーへ、熱いスピーチを送ったのだが
その内容に、やや違和感を感じるという声も…
THE TRUMP – 傷ついたアメリカ、最強の切り札 –
「女性が」「女性であれば」「女性としての」…
ビヨンセが熱弁した内容は、以下の通り
「かつては女性には参政権がなかった」
「初の女性大統領を選ぶことによって歴史は変わる」
「女性の考えていることはどうでもいいとされた時代があった」
「娘に、女性が国を引っ張っている姿を見ながら育って欲しい」
「だから私は彼女を応援するんです」
新作『Lemonade』や、これまでリリースした5枚のアルバムでも、女性としての権利を訴え続けたビヨンセ。彼女の歌は、女性全員の、そして黒人としてのプライド維持と向上につながったわけだが
Beyonce
「大統領選のスピーチ」としては、何かが足りない…
足りないというか、ただ「女性だから」ということしかアプローチできていないように思える。「ヒラリー・クリントンは女性だから投票しましょうよ!」というような…
また、夫のジェイ・Zは「トランプが国は分裂させる。彼は指導者としてふさわしくない。大統領になるべきじゃないし、国を弱体化させようとする。我々が団結すればもっと強くなれる(からヒラリーに投票しよう)」というスピーチをしている。こちらは、「相手がダメだからこの人に投票しよう」という内容だ。
夫婦揃って、その理由がお粗末というか…「ヒラリーは何ができる」ということを、アピールできていない。できていないというか、「アピールすることがない」「しようがない」ようにも…?
Joanne [Analog]
トランプ支持者は理由が明確
一方、「絶対に当選させてはいけない!」とアンチが多いドナルド・トランプの支持者は、その理由を明確にしている。
最後まで「トランプ大統領」実現を切望する、ミシガン州の選挙人を直撃! – 米大統領選の鍵握る選挙人、トランプ支持を貫く理由を告白! https://t.co/CxfXcVfCTZ
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2016年10月29日
もちろん、「女性だから」ということも、支持する理由にはなるが、大統領として、具体的に「こういった活動をしてくれるから」「こういう理由でアメリカは良くなる」という明確な内容とはいえない。彼の支持者は、自分の生活が「こう変わるから」ということを、具体的に答えているので、「女性だから」「トランプよりはマシ」としか言えない、ヒラリーの支援者たちよりは、支持する理由も納得できる。
出典:http://fortune.com/2016/05/23/doland-trump-net-worth/
ちなみに、トランプを支持しない理由として、「顔が生理的に無理」という意見も多かったようだ。たしかに、大統領にもなれば、その顔を毎日見なければいけないわけだから、「生理的に受け付けない顔」の大統領は、ご勘弁願いたい…
なんだかんだで、「ビジュアル」も票に繋げる大きな理由になるのだ…
イケメン政治家名鑑
ヒラリー当選でオバマの二の舞に…?
Clinton has 90 percent chance of winning: Reuters/Ipsos States of the Nation https://t.co/S7yvcPfsAi pic.twitter.com/rLsCacPCrv
— Reuters Top News (@Reuters) 2016年11月8日
7日公表されたロイターの週間世論調査によると、クリントンが勝利する確率は【90%】と報じられている。おそらく、このままヒラリーが当選し、「女性初のアメリカ大統領の誕生」となるのではないかと囁かれているが
現大統領が当選した時のことを思い出すと、結局、オバマ大統領が「何の実績も残せないまま退陣」してしまうのは、彼を「黒人初の大統領に!」という安易な理由で決めてしまったから、ではないだろうか…?
ビヨンセとジェイ・Zは、彼の大統領選の際も、「黒人が」「黒人初の」「黒人としての」…と連呼していたが、まったく同じようなパフォーマンスで、ヒラリー・クリントンへの投票を呼びかけるパフォーマンスをしている。「黒人」が「女性」に変わっただけ…
出典:http://wiadomosci.dziennik.pl
ビヨンセのように、ヒラリーを「初の女性大統領に!」という理由だけで支援する支持者たちは、数年後、また同じ失敗をしたと気づくかもしれない。いや、もう既に気付いているが、「他に選ぶ人」がいないから、どうしようもないということか…
マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝