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【危機タイムズ】です。
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電通に勤務していた女性新入社員が過労自殺
電通の新入社員が過労自殺 「行きたくない部署」として評判だった – ライブドアニュース (70 users) https://t.co/vKBQjdrdQC 22件のコメント https://t.co/SxxdgcrEtj pic.twitter.com/8SuOiInLgy
— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) 2016年10月19日
出典:はてなブックマークツイッターより
大手広告代理店「電通」に勤務していた、女性新入社員の高橋まつりさんが「過労自殺」し、ご両親が訴えを起こしたことが波紋を広げている。
長時間労働による過労自殺といえば、6年前に「酒屋チェーン・ワタミ」で女性新入社員が入社2ヶ月で自殺し、両親の訴えによりワタミ側が1億3365万円もの損害賠償を支払う騒動となったことが、大きな話題を呼んだ。この事例から、電通も億単位の損害賠償を支払うことになる可能性も…
ただ、ご両親が求めているのは、高額の損害賠償ではないはず。会社が長時間労働を素直に認め、心からの謝罪をご両親、そして亡くなったまつりさんにしてほしいということ…
ワタミの過労自殺では、当時の社長であった渡邉美樹が「労務管理できていなかったという認識はありません」とツイートし、大炎上を起こした。さらにその後、ワタミの役職を辞任し、参議院選挙に出馬したことにも非難が殺到。
ワタミの失敗 「善意の会社」がブラック企業と呼ばれた構造
これから、高橋さんの上司や会社が何かしらの対応をすると思われるが、その「対応」によっては、ワタミ(渡邉美樹)のように、世間の怒りをさらにヒートアップさせることになる。
高橋さんは、自身のツイッターで、電通の「労働環境」や「労働時間」、「上司のパワハラ」についてつぶやいていたそうだが、その投稿が、過労自殺の証拠になるかどうか検討されているとのこと。
しかし、そのツイッターの投稿から、こんな事実が発覚したという…
検証 ワタミ過労自殺
「自業自得」意識高い系クズだった
ボコパン速報 : 【自業自得】自殺した高橋まつり底辺馬鹿にする意識高い系クズだったtwitterアカウントのつぶやきツイートから判明【自己責任】 https://t.co/4qazwyKIvQ pic.twitter.com/ETWk2xG6Av
— ボコパン速報@相互フォロー (@bokopan2ch) 2016年10月11日
出典:bokopan2chツイッターより
彼女のツイッターは、鍵がかかっていて閲覧できない状態になっているが、この記事には、高橋さんの過去のつぶやきをスクリーンショットしたものなどがアップされている。
例えば、これ…
出典:http://livedoor.blogimg.jp
日本が誇る名門・東京大学出身の彼女が「帝京の医学部なんて…」と上から目線で投稿したこのつぶやきに、「こんな人だったの?」など、驚きの声が寄せられている。
こちらは、「過労」を訴える証拠にもなりそうな内容だが…
出典:http://livedoor.blogimg.jp
そこには、「バツイチのハゲでもいいから金持ちを捕まえたい」という、性根の腐った女のつぶやきがアップされている。しかも、「東大卒だけどね、私は」という、また上から目線のひと言も添えて…。このつぶやきの後には、「私の生涯推定年収の倍稼げる人ならOK」という、事件を知らないで見たら、人間性を疑うような内容も…
所詮は「2ちゃんねる」からの引用だが、このツイートを彼女が投稿していたことは事実。たしかに、世間が「意識高い系」と非難するのも分からないではないが、この上から目線のつぶやきと、電通での「過労自殺」を結び付けて、「自業自得」とするのは、違うような気もする。
また、彼女が「あり得ない」ようなツイートをしていたのは、こんな理由もあるかもしれない…
過労死・過労自殺労災認定マニュアル Q&Aでわかる補償と予防
心身共に衰弱し「発散する術」としてつぶやいた…
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これまでは、スポーツやカラオケなどが挙げられていたが、ブログやSNSの普及によって、「書くこと(文字にして)」でストレス発散するという人が、増えているという。自分の本音を書くこと(つぶやくこと)、「うつ病にも良い」と話す専門家もいる。
「ブログ」がストレス対策に最適なわけ。 https://t.co/faTrGI5RNk
— 危機タイムズ (@KIKIPlanning) 2017年7月7日
もちろん、長時間労働の「証拠」として残す意味もあるが、上司の「パワハラ」と思われるような発言や、「この会社こんな時間まで働かせている」という会社に対しての不満をツイートしていたのは、遊ぶ時間のない彼女が編み出した「ストレス解消法」だったのではないだろうか…
私「充血もだめなの?」
出典:https://black-news.jp/dentsu-karoushi/
「部長」と書かれているので、高橋さんを追い込んだのが「誰か」はすぐにわかりそうだが、その上司がどう対応するのか、素直に謝罪するのか、「そんなことは言っていません」と言い張るのか…
過労死・過労自殺の救済Q&A―労災認定と企業賠償への取組み
「悪いイメージ」だけ残ってしまうデメリットも…
【電通過労自殺】深夜にツイッター投稿、SNSはどこまで証拠として認められる?(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース https://t.co/WrLSsXE7mQ #Yahooニュース
— 危機タイムズ (@KIKIPlanning) 2016年10月19日
今回の「電通過労自殺」について、担当弁護士は「SNSの投稿も労災認定の証拠になる」、「何時まで働いていたのかという労働時間(ツイートの投稿時刻)や、業務の過重負荷・心理的負荷(業務内容やパワハラに関するツイート)の証拠として使える」と話しているそうで、高橋さんのツイッターの投稿が、会社を裁くための「重要な証拠」となるかもしれない。
しかし、残したツイートは、メリットだけではなく、デメリットもある。
出典:http://pikarinnews.net/dentsu-affair
ストレス解消や、証拠のためにつぶやいた投稿が、「悪いところ」だけピックアップされ、「実はとんでもない女だった」と叩かれてしまう。その後のつぶやきや、これまで投稿したものを見てみれば、そんな人ではないということが分かるが、「一部分」だけ切り取られると、悪い印象しかなく、メディアサイトの「ネタ」として使われてしまう。
しかし、「残しておくべきか」と、過去のツイートを全てチェックする余裕なんて、当然なかったのだろう。そんな心の余裕があれば、自殺なんてしていなかったはず…
Q&A過労死・過労自殺110番―事例と労災認定への取組み (110番シリーズ)
なぜ「辞める」という選択をしなかったのか?
ブラック企業で働く従業員が、こうして「過酷な労働」や「上司の理不尽さ」に耐えきれず、過労自殺してしまうことは、報道されているもの以外にも、たくさんあるという。彼らは、どうして「辞めちゃえ」、「バックレちゃえ」と、仕事を投げ出さず、仕事を続けて「自殺」を選んでしまうのだろうか…
育ってきた環境や、教師・親の教えなどから、「逃げたら負け」、「やり続けることが大事」とインプットされているのかもしれない。「嫌なら辞めちゃえばいい」と、誰もが楽観的で根性のない人間ばかりではない、ということだ。
また、この過酷な労働環境や、つぶやきの内容から、彼女は「うつ病」に近い状態だったことが予想される。うつ病を発症すると「突発的な自殺衝動」が起きるケースもあるという。もしかしたら、当日まで「死のう」なんて全く考えてなかったのかもしれない…
「なんで自殺してまで会社にしがみつくのか?」という意見も多かったが、おそらく「会社のブランド」や「高収入」が辞めなかった理由ではないだろう。まだ24歳の東大卒のエリートなら、他にも選ぶ会社はいくらでもあるはず。「死んで」までも、この会社にしがみつきたいわけではなく、「辞められなかった」理由が何かあるはずだ…
しかし、それでも死んでしまっては意味がない…
出典:http://livedoor.blogimg.jp
ご両親だって、「負け犬」でも生きていてくれた方が良かったはず。今、会社の方針や理不尽な上司に悩んでいる方は、「それでも会社に行こう」と無理はせず、「私、ヤバいな」と思ったら、無断欠勤でもいいから、休むべきだ。あなたが、誰かが、会社を辞めたとしても、企業が動かなくなるようなことはないのだから…
高橋まつりさん、ご冥福をお祈りします
これを機に、ブラック企業が少しでも無くなりますように…
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