こんにちわ
【危機タイムズ】です。
スポンサーリンク
映画『世界から猫が消えたなら
HARUHIが「ひずみ」でデビュー
2016年5月14日に公開された映画『世界から猫が消えたなら』の主題歌「ひずみ
」でデビューした、HARUHIという歌手が大注目されている。
映画の舞台挨拶に主演の佐藤健と舞台に上がった、ボーイッシュなスタイルが印象的だった、あの女性シンガー。透き通った声と、醸し出す独特の世界観が、聴き手の関心を引き込んでいく。
■1999年2月25日生まれ(17歳)
■LA出身(高校から日本に戻っている)
話題になっているのは、彼女の身内が凄すぎること。
父は、ミスター・チルドレンなどを手掛けるプロデューサーの小林武史、母は、「Hello,Again~昔からある場所~」などの大ヒット曲をもつ、マイリトルラバーのAKKO。また、姉の越野アンナもanderlust(アンダーラスト)というユニットを組み
音楽活動をしているようだ。
公式サイト
http://lineblog.me/anderlust/archives/cat_87086.html
彼女の方が、母AKKOの雰囲気に近い感じで、HARUHIは、どちらかというと父譲りという印象を受ける。
帰り道(初回生産限定盤)(DVD付)
プロデュースは父・小林武史
その「ひずみ」と、映画『世界から猫が消えたならオリジナルサウンドトラック
』をプロデュースしたのは、HARUHIの父である小林武史。
これまでにも、『稲村ジェーン』や『スワロウテイル
』といった名画のサントラ盤を手掛けてきた小林武史。主題歌の「ひずみ」だけでなく、サントラ盤も手掛けていて、映画の世界観を見事に描いた内容に仕上がっている。
昨年はマイリトルラバーがデビュー20周年を迎え、新作『re:evergreen』をリリース。元妻AKKOも精力的にメディアに出演するなど、一家揃って精力的に音楽活動を行っている。
ということで、娘HARUHIのデビューを記念して(?)日本が誇る名プロデューサー、小林武史のキャリアを振り返ってみよう。
キャリアのスタート80年代は名曲揃い
キャリアのはじまりは、1982年4月にリリースされた杏里の10thシングル「思いきりアメリカン」から。この曲のヒットをキッカケに、プロデュースのオファーが殺到し始める。
この曲もすばらしいが、同年11月に発売した4thアルバム『Heaven Beach』収録の「Flash back memorys」はマスト。小林武史が手掛けた楽曲の中でも、代表作に相応しい出来栄えではないだろうか?
杏里のフレッシュな歌声も心地よい。
そして、80年代後期からは、桑田佳祐のソロデビュー作『KEISUKE KUWATA』の編曲を手掛けたことで、一気に知名度を上げ、才能が開花したところでソロ・デビューも果たす。
2ndアルバム『テスタ・ロッサ』(1989年)に収録された「夏の午後」は、後に大浦龍宇一がカバーし、スマッシュヒットを記録。ご本人は「(自分が歌った方の)歌は微妙だった」と話しているが、アダルト・コンテンポラリーにマッチしていて、決して悪くない。
そして、同年(1989年)にはこんな曲もプロデュースしている。
当時、売り出し中だったアイドル、田村英里子が主人公だったアニメ『アイドル伝説えり子』のオープニングテーマ曲。アイドル向きとは思えない難易度の高いシティ・ポップに、小林武史の信念と頑固さが伺える。
ちなみに、その田村英里子は現在どうしているかというと、2000年頃から単身渡米し、ハリウッドで女優業をしているとか…
2009年に公開された映画『DRAGONBALL EVOLUTION』にも出演している。
スポンサーリンク
神掛かった90年代の大成功
90年代、小林武史の飛躍はこの曲のミリオンヒットからはじまる
脱アイドルを図った、小泉今日子の「あなたに会えてよかった」(1991年)。ちなみに、歌詞はキョンキョン自身が手掛けている。
そして、サザンオールスターズやアイドルの編曲活動を経て、90年代から力を注いだのが、ミスター・チルドレン(Mr.Children)のプロデュース
デビューアルバム『EVERYTHING』(1992年)
1993年にリリースした「CROSS ROAD」のミリオンヒットを皮切りに、4thアルバム『Atomic Heart』(1994年)が300万枚を突破するなど、小林武史のプロデュースで日本のトップバンドとして君臨することになる。
そして、小林武史のキャリア最高潮を迎える1995年
自身もメンバーに加わった、マイリトルラバーが「Man&Woman」でデビューし、大ブレイク。編曲を担当した、桑田佳祐&ミスター・チルドレンのコラボ曲「奇跡の地球
」が170万枚の大ヒットを記録。
そして、年末に発売したマイラバのデビュー・アルバム『evergreen』が300万枚を突破し、最高潮をむかえる。
1996年は、ミスチル&マイラバのプロデュースと並行して、CHARAをフューチャーした映画『スワロウテイル』の音楽を担当
「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」がミリオンヒットに至る。
2000年以降は私生活が波乱万丈
ミレニアム以降も、ミスチルのプロデュースを中心に精力的に活動するが、一方のマイラバは売上が低迷、リリースも少なくなり、放置状態から2004年には活動休止を発表…
しかし、翌2005年からは一青窈のプロデュースをはじめ、「てんとう虫」などのヒットを生み出す。
そして、2007年に一青窈との不倫発覚、2008年にAKKOと離婚。まさかの、ゴシップでブレイクを果たす…
ちなみに、1995年まで女優の松下由樹と交際していたが、同年に別れ、元妻AKKOとマイリトルラバーを結成。以前にも、同じような二股疑惑があったという…
かなり熱を入れてプロデュースしていた、Salyuというシンガーの存在も「そういう意味で」気になるところだ…
そして、記憶に新しいミスチルとの決別騒動
Mr.Children独立の原因は小林武史氏によるギャラ無断使い込みか – livedoor http://t.co/sHMF0nf39L |#MrChildrenニュース
— Mr.children情報まとめ (@MrchildrenInfo) 2014年11月18日
出典:Mr.children情報まとめツイッターより
震災後の復興支援がキッカケで(?)、なぜか「農業ビジネス」に目覚めてしまい、あれだけ稼いだ印税でもまかなえなくなるほど、打ち込んでしまったと報じられている。赤字続きで、ミスチルのギャラを無断で使用してしまったという噂もあるが、果たして…
そして、再婚間近とも言われていた一青窈とも別れ、彼女は別の男性と結婚し、2015年には男児を出産している。そんな迷走期(?)を経て、今年娘のデビューを手掛けた小林武史。
元妻、AKKOとの関係性も良好のようで、昨年末リリースした新作も小林自身が手掛けている。HARUHIのデビューを期に、また再び、90年代のあの輝かしい時代を取り戻していただきたい。
スポンサーリンク